殺人物件は一般的な買取業者では売却できないことも
殺人物件は事故物件以上に扱いが難しいことから、一般的な買取業者だと相手にしなかったり、売却したくてもできないことがあるのではないでしょうか。
殺人物件というのは文字通り事件があった不動産のことで、1室だけでなく住宅全体のイメージや価値が低下しているのが特徴です。
また近隣にも少なからず影響を与えていますから、到底ポジティブに受け入れられることはなく、むしろ忌避されることの方が多いです。
そんな殺人物件を買取ろうする業者はある意味で奇抜だといえますし、当然のことながらマイナーな存在で見つけるのも簡単ではないです。
殺人物件を売却する為には、査定してもらうことが大前提となりますから、査定にたどり着けない買取業者は候補から外れます。
ダメ元で相談してみる余地はありますが、期待できる可能性は低く、門前払いされる確率の方が高くなるはずです。
最低でも事故物件を取り扱っていて、買取しても売れる自信や技術のある相手を見つけなければ、査定にすらたどり着けないのではないでしょうか。
殺人物件で安値に買い叩かれないために行う買取の工夫
殺人事件の現場になってしまった殺人物件は、なかなか買い手が見つからないのでオーナーにとってはお荷物になってしまいます。
心理的にも気持ち悪いですから、早く売却してしまいたいと考えてしまうものです。
しかし殺人物件でも不動産はそれなりに価値があるものですから、売却する際には慎重に行うべきでしょう。
適当に売ろうとすると、ずる賢い買取会社などに安値で買い叩かれてしまうリスクがあります。
買い叩かれるのを防止するには、まず相場を知る必要があります。
現在はインターネットなどで不動産の一般的な価値はわりと簡単に調べることが可能となっています。
そして殺人物件の場合は、一般的な価格の2~5割減くらいが相場とされていることを覚えておくといいでしょう。
また、殺人物件を不動産会社に売却する場合、複数の会社から見積りを取ることを忘れてはいけません。
とにかく早く売り飛ばしたいからと、1社だけと交渉して売ると、足元を見られてしまう可能性があります。
複数社を比較して、それを盾に査定額を上げてくれるように交渉するくらいのしたたかさが必要です。